ちょい見せ!健康塾!⑨気象病っていうのを知っているか?
「なんか梅雨ってかったるいよなぁ」
梅雨は自律神経の乱れやすい季節ですね。
「湿度が強いと、謎の不快感あるよな」
そうですね。
しかし、梅雨に身体がだるくなるのは、湿度の影響だけではありません。
「どういうことだ?」
先に言った通り、梅雨には自律神経が乱れます。
そして、乱れた自律神経の影響で、倦怠感や不快感、憂鬱や頭痛などが出るのです。
「なんで自律神経が乱れるんだ?」
梅雨は雨が良く降ります。
そして、雨が降るときには、気圧が下がります。
気圧が下がると、自律神経は刺激を受けて、交感神経が昂るんです。
「なんで交感神経が昂るんだ?」
交感神経は、もともとは身体を戦うモードに切り替える自律神経でした。
野生動物なら、敵に会ったり、捕食者に会ったときに昂るわけですね。
「気圧関係ないじゃん」
そう思いますよね。
でも、気圧が下がるというのは、気温が下がったり、雨が降ったりする前触れのことです。
だから、動物の身体は気圧が下がると、最強の敵である気温や天候に対抗すべく、交感神経を昂らせるのです。
「交感神経高ぶらせても戦えなくない?」
そうですね、今の人間社会であれば、はっきり言って交感神経を高ぶらせたところであまり意味はありません。
しかし、野生動物の場合にはどうでしょうか。
雨に濡れる、寒さにさらされるのは命の危機に直結します。
「そのぐらいじゃ死なないでしょ!」
いいえ、野生動物の場合は死にます。
雨に濡れる→体温が下がる→免疫が下がる→病気になりやすくなる→身体が弱くなる→死ぬ
となっていくわけです。
「そうだとしても、もう人間にいらなくないか?」
人間の身体も結局は動物なので、そうは言ってられません。
結局、寒さに弱いのは動物なので同じですし、屋内に居る時はともかく、外にいる時は天候不順に合わせて逃げないといけないので、自律神経の働きは必要なのです。
「でも、なんで交感神経が昂ると身体がだるくなるんだ?」
交感神経は戦いの神経と言った通り、身体を戦いに向かう状態に作り替えるのです。
心臓は強く早く動き、筋肉は固まり、呼吸は深く早くなります。
前後は良いのですが、結局、筋肉を固めるのが一番悪さをするわけですね。
「筋肉が固くなるとなんで悪いんだ?」
良くある頭痛は結局、首や肩の筋肉の固さから起きている場合が多いです。
肩を揉んだらよくなった、ということが多いのはその証明になると思います。
「じゃあだるさは?」
筋肉が固くなれば、動きにくくなるので、身体はだるくなりますよね。
「憂鬱なのは?」
頭に血が回りにくいので、そうなります。
生理学的には、頭への血流の割合は基本的に変わらない、と言われていますが、単純に首肩が固くなれば、頭への通路が詰まるので、ぼーっとするのは当たり前ですね。
「じゃあ、梅雨は身体がかったるくなるのは仕方ないのか」
そうですね、ある程度仕方ありません。
ただ、結局気圧が変化したところで、すごく元気な人も居ますよね。
天候不順で体調を崩す人は、自律神経が元々乱れやすい人なのです。
「どういうこと?」
気圧が変わらなくても、身体の不調が出る崖っぷちにいるようなイメージです。
気圧が変わったら、そこから一歩押されるので、ガラガラと崖を落ちるように症状が出る、と思ってください。
「じゃあ、治すのはどうするんだ?」
私自身が整体師なので、一番は整体を受けること、というしかありません(笑)
それ以外だと、最近流行りのサウナですね。
サウナは自立心神経をしっかりと整えるので、効果はあると思います。
値段と効果を比べて、どちらを選択するかですね。
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