甘えないし、甘えさせない!失敗を許さない気持ちで、人を許す!
こいつ本当にダメだな、と思っていた以前の会社の社長。
一番ダメな奴だと思ったのが、
「人は時間に遅れるから、人の遅刻も許してあげないと駄目だよ」
と言って、私が1回遅刻する間に30回遅刻していたところ。
正直、30回も低く見積もっています。
遅刻が当たり前だったので、そもそも遅れるのは気にしてなかったのですが、15分以上連絡がなかった時に電話したら、
「今お前の家に向かってるところだ!」
とキレられたので、それ以降電話にすらでないことにしました。
結局、人に甘くしようとすると、それ以上に自分を甘くする必要があるわけです。
人に厳しく、自分に甘く、の人はわかりやすいですし、いうても人に厳しい分、自分が攻撃されないよう、ある程度詰められるところは守ります。
しかし、人に甘い人は自分自身も甘えられるように、そして、甘く見積もってほしいので、人に甘くしている、という部分は少なからずあります。
例えば、「私はこれができないから、相手もこれが出来なくても許そう」という考え方。
当たり前と言えば当たり前なのですが、その考え方をしていれば自分も許されてしまうので、結局何もできないままになるのです。
だから、甘えてはいけませんし、甘えさせてはいけないのです。
そして、失敗に対しても「良いよ、誰でも失敗はあるから」なんていうのは本当に何の価値もありません。
「それはなんで失敗した?」と原因を詰めていくのが重要です。
当たり前と言えば当たり前なのですが、人にやさしい人はそこの詰めが甘すぎます。
逆に、人に厳しい人はそこを詰めすぎて、解決にならないこともあります。
「なんでそうなったの?いつものあなたの認識の問題じゃないの?普段からもっと気を付けたらよいんじゃないの?」
・・・こんなこと言うやつは本当に最低なので、あなたは後輩育成から手を引いてください。
「なんでそうなったのか」これは最重要ですね。
でも、認識の問題とか漠然としたことを言っても、絶対に解決しません。
だって、重要なのはその次に同じ失敗をしないことなのですから。
何故失敗したのか。何に注意が行っていなかったのか。何の準備不足だったのか。
何故注意できていなかったのか。何故準備不足だったのか。
それらが何故起こったのか、を解決していかないと、いくら認識を変えても改善はしません。
何より、認識はそんなに簡単に変わるものではありませんしね。
なので、失敗は許してはいけません。
失敗を許してしまえば、改善はありません。
失敗した人、は許してあげてください。
責めても意味がありませんので。
厳しくしつつ、失敗はしっかりとつぶす。
それが最も重要なことです。
とりあえず、当たり前に遅刻する人間は5分前行動を心がけるだけで違います。
っていうか、遅刻するって相手への敬意が足りませんよね。
しょっちゅう遅刻するやつだけは、早急に関係性を切って良いです。
私が許します。