平均寿命が長いということは・・・?
日本て、平均寿命が長くて、本当に素晴らしい国ですよね。
きっと遺伝子的に長生きなものがあって、生活も慎まやかだから健康を維持できるんでしょうね。
・・・なーんて思っている頭の中お花畑はいませんよね。
日本の平均寿命が長いのは、単に死なせてもらえないからです。
そういってしまうと元も子もないのですが、貧乏人でも高度な医療が受け入れられますし、貧乏人でも皆で助け合おう、という文化があるからですね。
上記のように書くと、すごく良いところのように思えますが、実際にはどうでしょう。
私は職業柄「早く死にたい」という方にも多くかかわってきました。
・・・まさかの言葉でしょう?
病院で据え膳を受け、たまにご家族が来るような、ある程度恵まれている方でもそういう発言をする方は割と多いです。
勿論、それを超えて認知症が強くなった方はそんなこと言いませんけどね。
日本の平均寿命の長さにはそういう闇の事情もあります。
日本人で自称無宗教の方も含め、最も多い宗教は神道だと思います。
所属自体はおそらく別の宗教なのでしょうが、ちゃんと宗教をしている人も今はそう多くないでしょう。
正月には神社に行って、死後は仏教のお墓に入り、結婚式はチャペルが多く、ハロウィンを祝い、クリスマスを祝いますもんね。
そう考えると、キリスト教的な部分が多い気もするのは面白いです。
しかし、学校の道徳や、対人で説かれる道徳に関しては、神道での教えが活かされるのが非常に多いようです。
・お墓は怖いところ。だからこそ、人里離れたところに。
これは、土葬の文化だった時代、死体が病気を振りまく可能性もあることから、人のなるべく関わらないところに埋めるように、という教訓ですね。
・闇は怖い場所。お化けが出る。
これもおそらく暗いところは様々なリスクがある、という考え方の元でしょう。
・死は穢れ。
上記の墓とかぶりますが、死は悲しむもの、というのもある意味では神道の考え方なのかもしれません。
他宗教では死は怖がるものではなかったり、死よりも教えの方が重要度が高かったりします。
このように、我々日本人には知らず知らずのうちに神道という宗教の元、道徳という教育がなされているのです。
前振りが長くなりましたが・・・だからこそ、日本ではなるべく死なないように。
何より、意識や機能よりも、命を優先するような医療が伸びてきている、という考え方ができます。
勿論、闇の深い話をすれば、そういう方が増えることで医師会が儲かる、という考え方もありますが、私は陰謀論は嫌いなのでその話はおいときますね。
大切なのはここからです。
意識がなくなろうが、手足が弱くなろうが、歩けなくなろうが、我々は殺してもらえないのです。
どんなに苦しもうとも、生きていくしかないのです。
では、その上で大切なものはなんでしょうか。
そう、健康寿命ですね。
健康であると、頭の回転は良くなります。
そして、無駄に医療を受ける機会がなければ、自分の好きに動けますし、何より時間もお金も自由に使えるのです。
医療が優れているから、と無理をする人がいますが、実は別に優れてません。
内臓も筋肉も骨も、悪くなっても、車のようには部品交換ができず、だましだまし使うしかないのです。
だからこそ、身体は健康を保たなければなりません。
大切なのはお金よりも時間よりも健康です。
それが最も効率が良いですからね。
効率を良くするには、まずは健康を維持、促進することからしていきましょう!