自律神経の嘘
整体院で働いていると、面白いことに嘘のような話も沢山流れてきます。
流れてくる、というか患者さんが変な話持ってきてくれるんですよね。
その中でも多いのが、自律神経の話。
同業者でもですが、病院の医者もわけわからないことを言っていたり、病院で働くリハビリ師も変なことを言っていたりします。
変なことならまだ良いのですが、良かれと思って言ったことが真逆のことだったりもするんですよね。
「それ、間違っているので信じないでやめてください」
ともいうのですが、大体の人が最初は聞いてくれません。
そりゃ、片田舎の整体師よりも、お医者さんの方がそりゃ信頼感は大きいですもんね。
ただ、理論的に説明すると、皆さん理解してくれます。
医療関係って、勉強量が多くて広いくせにわかりにくくて、書いている人によって説明が全く違ったりするので、厄介なんですよね。
人間の解剖学の授業を獣医師がしていたり、某国家資格を持った整体師が生理学を教えていたり、なんだか混沌とした世界です。
勿論、お医者さんが学ぶレベルになれば、それは違うんでしょうけどね。
自律神経の問題で一番多いのが、お風呂に入るか否か。
皆さん、なんとなくお風呂はリラックス効果があると信じているのですが、普通に考えてそんなものはありません。
だってそうですよね。
そんなんでリラックスできるのであれば、この暑い夏はずっとリラックスしているはずですもん。
でも、リラックスしている人なんているはずもなく、実際にはイライラしている人の方が圧倒的に多いのです。
汗も沢山かいているはずなのに、余計にイライラしますよね。
全く持って矛盾しています。
だから、本当は自律神経が乱れているのであれば、熱い風呂なんて入ってはいけないんです。
勿論、筋肉を柔らかくするためにお風呂に入るのは良いんですけどね。
身体の熱を出すために筋肉を緩めて、血流をよくするわけですから。
でも、リラックスするためにお風呂に入るというのは、どうかなぁ。
まあ、そもそも自律神経の乱れが強い人はお風呂に長時間入れませんけどね。
逆に寒い時は血液を内側に集めるので、副交感神経の方が入りやすいように思います。
勿論、寒いという刺激そのものが交感神経を刺激するので、ずっと寒いところにいるというのはナンセンスですけどね。
サウナは自律神経を無視して無理やり血管や、内臓の血流を良くするので、結果的に最後は自律神経が整います。
熱い風呂やサウナだけの場合には、ひたすら筋肉に血を回しているだけなので、自律神経は整わないんですよね。
外身だけでなく、中身の方にも血をガンガン回すには、やはり冷やすのも大切です。
サウナについてはこの間書いているので、そちらもご覧ください。
まあ、何にしても、自律神経というものは難しい話が多いです。
嘘の情報も沢山流れています。
なので、簡単に信じないようにしましょうね。
・・・って書いている私も筋の通らないことを言っている可能性がありますよ(笑)
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