何故東京はゴミ溜めになるのか?
私は地方が好きです。
そもそも、東京なんていう大都会で戦うには努力ができない人間ですから。
東京の下位よりも、地方の中位の方が私には魅力が強いです。
鶏口牛尾(けいこうぎゅうび)ってやつですね。
意味は、大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということです。
勿論、超大企業や大都会であれば、牛尾でもそれはそれは立派なのでしょうけどね。
大きな集団の末端でも、小さな企業の長には余裕でなれる能力がある可能性もおおいにあります。
しかし、それは私は面白くないと思うので、鶏口を目指します。
私は過去の記事にも書きましたが、今までそこそこ裕福な地で生まれ、就職先は東京、地方でした。
最近またこの地に戻ってきたのですが、こう点々としていると、面白いものが見えてきます。
「あ、東京ってひどいところなんだな」と。
東京人て実はめっちゃ少ないんですよね。
勿論、皆さんがすぐに思い浮かべる東京だけの話です。
八王子とかに行けば、勿論そこに長らく住んでいる人は多いでしょう。
しかし、東京と聞いてパッと想像するような都会は、東京人なんてのの割合は本当に少なくて、住んでいる人は実際には殆どが地方から出てきた人たちです。
では、東京に出ていく人たちってどんな人たちかわかりますか?
多分、住んだことのない人は超優秀な人たちと思うかもしれません。
・・・半分だけ、正解です。
東京に出ていく人たちのもう半分は、関東圏の地方で生活できなくなった人たちです。
細かく言うと、地方での就職活動に負けて、就職先が豊富な関東に流れるしかなかった人たち、とも言い換えられます。
なんせ、関東の地方で生きている会社はよほどの敏腕か、地域に愛されている会社ですから。
なので、就職先に対して、バイトの募集は多いですが、正社員としての就職先は少ないのです。
そのため、10段階評価で言うところの5~8辺りは、殆どが東京以外の関東の都心部に就職します。
そして、3~5辺りは東京以外の関東の少し都心から離れたところ。
残りの8~10と1~3は東京の都心部に行きます。
なので、東京の都心というのは、上も下もすごく差が大きいのです。
だって、地元のバカと地元の優秀な人間が行くのですから。
そして、地方の優秀な人間たちもどんどん入り、地方にいることすら出来なくなった人間や、地方で超優秀な人たちもいます。
更には、何も夢がなく、なんとなく暮らしていた人間が、東京に出れば何かが変わる、と妄信して出てくることもあります。
そうなってくると、やはり無能な人間の方が多くなっていくのです。
夢だけでは優秀になれませんし、何か変わってほしいと丸投げするような考えではなおのこと優秀になれるわけがありません。
しかし、実際にそういう人はなぜか東京の、しかも都心をめざしてしまうのです。
東京には、夢はありません。
努力していない人間に見せる夢はね。
住む場所を変えたところで、人生は好転しません。
勿論、ちゃんと自分に合ったところに住む場所を変えれば、好転しますけどね。
意味のない、考えのない東京進出は罠です。
あなたはゴミ溜めに行かないでくださいね。