ドムラス効率研究所

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以前からしている得意分野を伸ばすのが成長の最短。

私は空手の指導なんかもしていました。

というか、指導が得意だったので、仕事でも様々なことを教えていました。

指導者による成長の差は絶対にあります。

相手の理解度や、理解しやすい例など、それらをうまく組み合わせることでしか、効率よい指導はありません。

 

最強な指導方法は全く別のところにあると思いますけどね。

マンツーマン。付きっ切りで宿題沢山。逐一指導。

半分くらい洗脳のような気はしますが、自分2号を作るのであれば、この指導法が最強だと思います。

 

しかし、別に自分二号なんていりませんよね。

欲しいのは使える後輩、強い後輩などであって、自分と同じ事をさせる必要なありません。

そこをどう指導するか。

これが指導や教育の上手い下手を分けるところです。

 

例えば。

空手であれば、ステップが踏めて、本当に効きそうな攻撃はさばきながら、強いパンチを沢山出し、好機で効果的なレバー、ローキック、ハイキックなどを決められるものが王道だと思います。

もう、誰が見ても強いのわかりますよね。

だって、ただ強いのを羅列しただけですから。

多分、超上位の人たちはそんなのの応酬で、そこの駆け引きで勝ったり負けたりしていると思います。

 

しかし、少し下がって中堅や初心者はどうでしょうか。

ローキックで相手を痛めつけ、足を使えなくして・・・。

パンチでハイキックを隠しながら効果的に当てて・・・。

奇をてらい、胴回し蹴りで奇襲を・・・。

なんというか、様々なバリエーションがあります。

これらは何故でしょうか。

 

うちの道場は大人も子供も一緒の時間にやっていました。

なので、子供たちの練習も見えたりはするのですが、大人とは決定的に違う指導や練習法になっています。

子供たちは横に習えでほぼほぼ同じ練習をしていました。

ワンツーからの蹴り。ローからのミドル。

そういう綺麗なコンビネーションを多くしています。

 

では、大人は?

大人は練習そのものもですが、練習中に話し合いも多いです。

勿論、トップクラスの道場では人材も豊富でしょうし、横に習えで皆同じ練習をして強くなるのかもしれませんが、私が通っていた町道場ではそんなことをしていては強くなれません。

その選手、その大人に合わせたものを取り入れていかないと、昔からしている人たちには絶対に勝てないからです。

では、どういう指導をしていくのが正解でしょうか?

 

それが、タイトルの通り、以前からしている得意分野になります。

例えば、私はテニスをしていたので、回転動作が得意でした。

それと、ストップアンドゴーですね。

そして、視野の広さには自信がありました。

そこから導き出されれるのは、フェイントを入れながら、効果的なのを入れ、一瞬の爆発力と回転数で攻める形でした。

年齢を考えたら他の人では一瞬の爆発力は難しいです。

連打、コンビネーションでは随一だったのを自負しています。

当時いた高校生よりも連打してましたから。

 

後輩は元ヤンキーで、度胸があり、土建の会社だったので筋力は強く、足腰が特に頑丈だったものの、打たれ弱かったので、どんどん前に出て膝やローを打たせる指導をしていました。

本人はパンチが好きだったようですが、足腰の強さを考えるとそれがベストだったのです。

勿論、好きなものは勝手に練習するので、パンチも上手くなっていきましたけどね。

 

そうやって、指導というのはその人にあったもの、伸ばしやすいもの、土台に種をまいてやるのが重要なのです。

私生活で言えば、私は子供の頃からマルチタスクが得意でした。

喋りながら考えるのも、2~3人の会話を聞きながら返事をするのも日常差万事でした。

だからこそ、今はマルチタスクでの仕事が得意です。

逆に、おとなしく数を数えろ、動いているものを数えろ、といわれてもかなり難しいです。

これが私の特性だからですね。

 

勿論、一時期はそういうのもできるように練習していました。

しかし、勝手に別のことが思い浮かんでしまうので、それ自体がかなり難しいのです。

また、集中力を高めるためにルーティーンのようなものも取り入れようとしましたが、そもそもその動作をしている間に別のものが目に入るので、意識がずれてしまいます。

 

このように、人には得手不得手があります。

AV大好きな後輩を育成するときには、セックスを例にとって指導していました。

空手をしていた後輩を育成するときには、身体の使い方を例にとって指導していました。

勿論、それらを知らないと元に指導するのは不可能ですが、意識すればなんとなく何が得手不得手なのかは見えるようになってきます。

自分自身、そして、指導した相手も幸せになれるよう、柔軟な観察をしてあげてくださいね。