闇の世界へようこそ・・・②厨二病は絶対に体験しておくべき
厨二病罹患者の効率厨だ。
正直、厨二病という病気は一度は罹患しておくべきだと思う。
厨二病の一番の特徴は想像力(妄想力)の高さと言えるだろう。
妄想も大概にしろ、と言われることが多いが、実際には妄想を重ねることで、頭の回転や、物事の連結は取りやすくなる。
最近かなりキタのが
「中学で掃除をしないとき、先生に『何故しない。する意味を考えろ』と言われ、『経費削減』と答えた。先生は『わかっているならちゃんとやれ』と言った。俺はその日から真面目にやった」
というもの。
教育なのだから、経費削減なわけがない。
それでも、厨二病なりに考え、答えを出し、それを受け入れてもらえた、というのは成功体験になるだろう。
実際は「掃除」の仕方という勉強だし、自分らで使っているものを自分らで綺麗にするという倫理など、様々な要因が入っているのだろう。
勿論、その中に経費削減というものもあるかもしれないが、その要素は多分に少ない。
なんせ、大人でも掃除ができない連中はいる。
掃除機や掃き掃除の前に拭き掃除をするバカもいれば、先にゴミ袋を捨てに行くバカもいる。
これを当たり前、と思えるのは、掃除という勉強をちゃんとしているかどうかだ。
経費削減という名目であれば、そもそも給食もいらない。
場所によっては給食はないのだから、なくしても別に問題はない。
にもかかわらず、続いているのは、ちゃんと意味があるからだ。
掃除の件に関しても、「あー、俺はあの時経費削減だけと思っていたけど、世の中にはちゃんと掃除出来ないやつもいるし、あれもちゃんと勉強だったんだな」となるだろう。
・・・というか、そうならなければ世間を知らなすぎるし、視野が狭すぎるので、厨二病というより、人の知識でただマウント取るだけのバカでしかないのだが。
だから、教育がひと段落つく大学などは掃除をすることがないだろう。
高校も場所によっては掃除はないかもしれない。
利益を求めている私立で経費削減しないのはおかしい話だろう?
こういうのに気が付けるのは、結局厨二病という痛々しい病気を経ているからだ。
一般的に真面目な学生というのは、勉学や部活に励んでいるため、こんなくだらないことを妄想している余裕はあまりない。
にもかかわらず、厨二病というのは、時間を浪費し、様々な妄想をする。
だからこそ、物事に対して、深く踏み込んで妄想しようとすることができる。
勉強が出来なくても、頭が切れるというのは、厨二病で散々頭を使うからだ。
他の学生は一生懸命先生に教えられたことを詰め込んでいるとき、厨二病は自分で想像し、妄想し、世界に攻撃するすべを探っている。
だからこそ、頭の回転が良く、勉強はできなくても、頭が良いという扱いをされるのだ。
・・・勿論、それを表に出すと痛いやつ扱いされるけどな。
そんな理由で、厨二病は絶対に体験しておくべきものだと思う。
何より、厨二病は発症が遅れれば遅れるほど、生活に影響がでる。
様々な可能性を見出す時である中学の時こそ、厨二病は発症するべきなのだ。
なんせ、高校、大学と上がっていけば、それは将来の可能性をつかみ取らなければいけないラインに入ってくる。
しかし、中学の場合には、様々なものを体験し、自分の可能性を見つける、というのが最重要である・・・と俺は考えている。
高校に入れば選択教科が始まる。
大学に行けば、そもそも自分の将来を見据えた学校選びをしないといけなくなる。
だからこそ、遊んでられるのは中学までなのだ。
厨二病を経験したことは恥じることではない。
むしろ、厨二病を経た自分を律したり、恥じることで、今の自分は更に進化することができるのだ。
・・・厨二病を経験したにも関わらず、自分は周りと違ってあの時大人だった、と思っている奴は進歩できていないから、まずは恥じるところから始めような。
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