昆虫食ってコスパが良いから注目され始めたはずなんですが、現状コスパが悪すぎるから広がらないんですよね。
「昆虫食 コスパ」で調べると出てくるらしいです。
調べても出てこなかったので、見た人はどこまで掘り下げたのだろう?
昆虫食が見直された、議論された理由ってご存じですか?
・・・知るはずないですよね(笑)
昆虫食が見直されたのは、グラム当たりの栄養が牛などの肉に比べて非常に高いからです。
例えば、昆虫は全部食べられます。
それに対して、動物は骨や脂肪など、不要なものが多く、一匹当たりの可食部分に対する栄養率は比べ物になりません。
勿論、牛骨など、出汁を取るのに使われることもあるでしょうけど、それらは食べる、という部分については少し異なりますよね。
その他、食事量や、飼育する土地の獲得などからも優れた食品だと考えられています。
では、何故そんな昆虫食が広がっていかないか。
まず、本来コスパの良い昆虫食が、現在は牛肉以下のコスパなのは、需要の面で大きく差があるからだと思います。
需要が低いから大量生産が出来ず、大量星団ができないから研究が進まず、研究が進まないから環境が整わず、環境が整わないから絶対数が増やせない・・・というところをグルグルするのでしょうね。
だって、今これを読んでいる方で昆虫食したことある人いますか?
多分、1割も居ないでしょう。
その程度の需要しかないせいで、マニアックな需要になるので、値段を下げてしまえば、その生産者たちが生活できなくなるからこそ、値段が安くならないのです。
本来、昆虫食なんてお金を払って食べるものですらないですしね。
その辺にいるセミやコオロギを捕まえてきて、自分で食べればよいわけですから。
この辺も、昆虫食の値段には直結しているのでしょう。
現在昆虫食をしている人は、大体が自分で取りに行くと思います。
ということは、現在昆虫食を勧める会社が相手にしているお客さんは誰でしょう。
・・・そう、昆虫食をネタとして扱っているような人種なわけですね。
そんな人たちが継続購入するかと言えば、言うまでもなくしません。
ということは、大量生産しても、その人達はお客として成立していないので、売れない可能性も高いわけです。
本来お客になる相手は、虫を自分で捕まえてくるので、そもそもお客としてなりえません。
結局、ずっと一過性のブームに乗っかってなんとか生きていくしかないわけです。
ただ、誰が悪いかと言えば、だれも悪くないというのも事実。
だって、昆虫食普段から食べたいと思います?思わないでしょ?
おしんこのや梅干しのように、小皿にコオロギ出てきたらどうします?食べないでしょ?
結局、それが需要の上がらない理由で、でもどうにも解決できないところなんですよね。
昆虫食のコスパが良くなるには、納豆や梅干しのような位置にでもならないと不可能だと思います。
小さくて関節がもろい分、大量調理というのも難しいですしね。
上記のもののように、100g100円くらいになって、ようやく買おうか迷えるレベルでしょう。
それでも現状の広がりを踏まえると高すぎると思いますけどね。
昆虫食、というだけでゲテモノ扱いです。
それでは一生コスパは良くならないでしょう。
いい加減、諦めるか、本腰を入れてゲテモノ料理から外すしかないでしょうけどね。
まだまだ不可能な問題だと思います。
ランキング参加中です!
クリックお願いします!